練馬区の健康診断を受診しました。忙しさにかまけて6年振りになってしまいましたが、血液検査、胃カメラ、心電図等々、淡々とこなして帰るつもりでした。しかし別室に呼ばれました。初めてのことです。ベテラン風の女性指導員が診断結果をもとに説明してくれて、「このままでは糖尿病になる、食生活を改善し、2ヶ月間で体重3㎏落としなさい」と指導されました。いや~、驚きました。私は体重83㎏をキープしていて、それ以上にならなければよいと。適度に運動もしていましたが、それはダイエット目的ではなく、83㎏をキープしつつモリモリ美味しく食べるためでした。しかし、特に肝臓が黄色信号になっていました。やはり50を過ぎたら考え方を変えないとダメなようです。
それからというもの、間食とジュースをやめ、夕飯は白米を抜くか少量にし、食後は30分間のウォーキングを始めました。私は食べるのが大好きで、しかも残すのが嫌いで、家族が残したものはすべて平らげ、大概120%の満腹感でした。それが満足でした。なので、特に白飯を腹いっぱい食べられなくなると思うと、辛いというより悲しくなりました。しかしなんてことでしょう、始めてみるとそんなに苦しくないではありませんか。おやつがなくても大丈夫です。一週間経つと、胃が小さくなってきたのか、以前のように食べられなくなりました。驚きです。そして感慨深いのは、料理一つひとつがより美味しく味わえるようになりました。これが本当の「豊かな食事」です。満腹感120%から離れることへの寂しさがありましたが、それは異常なマインドコントロールの呪縛だったのです。食後のウォーキングもハマり、ダイエットと関係なく良きリフレッシュとなっています。私の前に、健康診断を契機に、新しい世界が開きました。「ここから離れるのは寂しい」という思いは偶像で、新しい素晴らしき世界があるのです。さて、1ヶ月で4㎏の減量に成功しました。はい、リバウンドに気をつけます。