2023年5月21日

小笠原先生の退任に接し、記念誌に掲載されている、私の主任牧師就任式のときの小笠原先生の奨励のことばを読み返しました。私事で恐縮ですが、教会にも語られたことなので、ここに載せさせていただきます。

「エリシャは、「主は生きておられ、あなたのたましいも生きています。私は決してあなたから離れません。」と2回も言いました。横田先生も、私から、練馬教会から離れさせる要素が、内から外から何度かあったと思います。横田先生は責任を沢山負わせられると逃げたくなり、そのたびに祈って取り扱いを受けておられました。エリヤもエリシャを自立させるためでしょうか、離れなさいと言っています。しかしエリシャは離れませんでした。横田先生も離れませんでした。どこまでもついて行ったのです。離れるに離れられないのが子弟の関係なのです。今朝、私は横田先生と握手の挨拶をしましたが、走馬灯のように横田先生との絆、関係がせまってきて涙が出そうになりました。またエリシャはエリヤにどこまでもついて行き、「あなたの霊の、二つの分け前を私にください」と言いました。霊の二つの分け前とは、長子が受ける分であって、霊の相続をさせてくださいと言う意味です。財産や地位の相続ではなく、キリスト直結の霊の相続です。横田先生は、私が長い期間をかけていただいた神からの霊的恵みのすべてを受けておられます。これはキリストの恵みの奇蹟です。」(55年記念誌P182/一部抜粋)。

改めて霊の感動、主への畏怖を覚えました。そして小笠原先生への感謝が溢れます。私は牧会の大事な場面に遭遇すると、この時小笠原先生だったらどうするだろう?と考えます。もちろん、教科書を開くように小笠原先生の牧会スキルを見つめるのですが、その行き着くところは、キリストとともに自分に死に、御霊を仰いで集中する小笠原先生の信仰です。これこそ、私が受け継がせていただいた「霊の二つの分け前」です。同じ主、一つなる主を、仰いでまいります。

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