『もしイエス様が市長だったら』(著 ボブ・モフィット)の中に、ぜひ皆さんと共有したいと思った文章があります。「湖のような教会」と「川のような教会」です。「それは教会の立地条件のことではなく、働きにおける思想を表現しています。湖には巨大なものもありますが、その可能性は限定的で、それは大きくなるか、もしくは小さくなるかのいずれかです。さらに、湖には「淀む」危険性があります。これに対して、川はどこかに流れていきます。それは勢いがあり、流路を変えることができ、人々をその流れに場所に運ぶことができます。湖のような教会はひとりでも多くの人を集める場所であり、人々の人格や奉仕における成長よりも、湖のサイズによって成功が定義されます。川のような教会は、その流路にいる人々に影響を及ぼし、その影響は川岸を超えてあふれ流れます。「教会に何人いるのか?」というのが湖教会の質問であり、「来た人々にどんな変化があったのか?」というのが川教会の質問です。「集会に何人が参加したのか?」というが湖教会の思想であり、「その集まりは人々に影響を与えたのか?」というのが川教会の思想です。」(P.220)。私はこの文書にとても励まされ、またビジョンを再確認しました。私たちNGCのビジョンは「川」です。テーマ「砂漠に川を、オアシスを」~“かしら”と“からた”につながり“みたま”によって歩ながら~。
「この川が入る所では、すべてのものが生きる」(エゼキエル47:9)。
聖書のはじめ「エデンの園」からは一つの川が湧き出ています(創世記2:10)。聖書の終わり「新しいエルサレム」の中央にも「いのちの水の川」が流れています(黙示録22:1,2)。そして、その間にある私たち教会は「川」なのです。NGCは、1955年、70歳の森五郎、まつよ牧師ご夫妻の開拓により、桜台の「家の教会」から始まりました。そこから流れ出るいのちの川は、足首、膝、腰に達して泳げるほどに(エゼキエル47章)、その流域は遠く中東にまで広がっています。ハレルヤ。