2022年8月7日

世界的に注目されているデジタルアート集団「チームラボ」の猪子寿之(いのことしゆき)氏のインタビュー番組を観ました。猪子さんの祖母はクリスチャンで、母親は真言宗で、幼少の頃から「人は違う」ということを体感する環境で育ったとのこと。祖母は熱心な福音派の教会の信者で、子どもの頃は祖母に連れられて教会学校に通い、ある時、地球は1万年前に誕生したと教えられたそうです。しかし学校の授業では地球は46億年前に誕生したと習い、そのことを祖母に伝えると、「それはサタンの働きだ」と祖母から言われたそうで、猪子さんは苦笑しながら話していました。私も、あちゃ~と思いました。それは原理主義福音派教会「あるある」です。

時に信仰は断定的、排他的になり、その中にいると周りが見えなくなり、その他のものをサタン呼ばわりしたりします。しかしその弱さは「信者」だけに限りません。痛ましい安倍元首相の銃撃事件がありましたが、容疑者の動機は「家を破産させた宗教団体と安倍元首相がつながっていると思い込んで」と報じました。その真相はわかりませんが、はっきりわかることは、容疑者本人も一つの情報を妄信する「信者」であったということです。今はネット情報溢れる社会、人は一つの情報を断定的に思い込むという弱さがあります。そうなるともう周りは見えず、周りを批判的に見ます。地球誕生1万年説は「創造科学」という天地創造の解釈の一つです。私もそれらの書籍を興味深く読みましたが、しかし地球は46年前に誕生したという科学的見地に立つ聖書解釈もあります。聖書は

「はじめに神が天と地を創造された」(創世記1:1)

と明確に告げますが、そのプロセスを科学的に示す目的では記されていません。それなのになぜ一つの解釈を断定するのでしょう。先々回ここに挙げた内村鑑三の言葉、「真理は円形にあらず、楕円形である」は大事です。一点軸の同心円ではなく、相反する二点軸を許容する「楕円形」に生きましょう。

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