2021年4月18日

NHK BSで外国人が山伏修行を体験する番組がやっていて、興味深かったので観ました。最初の行は瞑想です。座禅を組んでこれまでの自分の人生を振り返ります。しかし集中するのは難しいようです。次は水温8度の滝行です。気合を入れて3回滝に打たれます。3回が限界だそうで、でも3回目には寒さから解放され、自然と一体となるような感覚を得たと言っていました。他にも幾つか行があったようですが(見逃しました)、最後は険しい山道を行脚する峰入り行です。修行を終えた外国人は満足していました。私は番組を観て、浅はかな見方かもしれませんが、山伏修行とは、世俗から離れ、自身と向き合い、心の一新、刷新を得るための良くできたシステムだと思いました。部屋に籠った瞑想だけでなく、滝に打たれ、山々を行脚し、大声で経を唱えたりすることで、内面を見つめ、神を思い、リフレッシュする、昔の日本人もそのような必要を覚えていたのだなと思いました。現在も山伏修行に挑む人は年間1万人あまりいるそうです。

一方、ヨーロッパでは古くから巡礼が行われてきました。詩篇には「都上り(巡礼)の歌」があります。若かりし頃は、巡礼なんて、と斜に見ていましたが、今ではその意味と必要がわかります。私は登山が好きですが、確かに、登ったり降ったりする中で、自分の内面や人生を見つめたりしています。

「あなたが祈るときは、家の奥の自分の部屋に入りなさい。そして戸を閉めて、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。」(マタイ6:6)

ここで主イエスが示される「家の奥の自分の部屋」とは、「自分の内面の広がり」でもあると教えられます。そしてその部屋に入るには、ときには部屋から出て、神の被造物輝く野山を歩くのも有益なのです。新緑の美しい季節、お弁当と聖書を持って、祈りを目的としたディボーションハイキングをしてみても良いですね。

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