2020年10月18日

『ワンダー・君は太陽』という映画を観たのですが(実話に基づいた良い映画、一見の価値あり!)、主人公の障害を持つ少年は、ある日、彼の唯一の親友が学校で仲間たちと自分の悪口を言っているのを目撃し、ショックで立ち去りました。その親友は優しい心の持ち主で、主人公の少年と親友であることは変わらないのだが、他の友だちとのその場の会話の中で、つい悪口に同調してしまい、そこを目撃されてしまったのでした。この親友の心境、良く分かります。本心ではないのだけど、仲間たちとの会話の中でつい口裏を合わせてしまう、これは誰にもあることです。ガラテヤ人への手紙2章で、パウロはペテロ(ケファ)に義憤し、面と向かって抗議しています。ペテロは、ある人たちがヤコブのところ(エルサレム)から来る前は異邦人と一緒に食事をしていたのに、その人たちが来ると、割礼派の人々を恐れて異邦人から身を引き離れて行った、そして他のユダヤ人たちも彼と一緒に本心を偽った行動をとり、バルナバまでその偽りの行動に引き込まれてしまいました(12,13)。パウロを育てたバルナバさえも引き込まれてしまったというのですから、引き込まれる人の弱さを思い知らされます。

私たちは、声の大きい人や利害関係、またその場の流れや雰囲気の中で、つい本心を偽った言動をしてしまいます。パウロは「彼らが福音の真理に向かってまっすぐに歩んでいないのを見て、」(14)と言います。「福音の真理に真っすぐ歩む」とはどういうことでしょう。それは、しばし立ち止まって深呼吸をし、主イエスのみ旨、御言葉を受けとめていくことではないでしょうか。パウロは言います。「私たちは、一時も彼らに譲歩したり屈服したりすることはありませんでした。それは、福音の真理があなたがたのもとで保たれるためでした。」(5) 福音の真理が、私とあなたの隣人、次世代のもとで保たれるために。

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