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月別アーカイブ: 3月 2023
2023年3月26日
エステル記5章はエステル一世一代の大勝負です。王の側近ハマンが仕掛けたユダヤ人滅亡計画を阻止できるのか、その命運は王妃エステルにかかっていました。育ての親のモルデカイは「あなたが、この王国に来た(王妃の位についた)のは、もしかすると、このような時のためかもしれない。」と言い、エステルも「ユダヤ人を集め、私のために三日三晩断食してください。私は王のところへ参ります。私は、死ななければならないのでしたら死にます。」と覚悟を決めます。王に召されていないのに王宮の中庭に入る者は死刑です。ただし、王がその人に金の笏を差し出せばその人は生きながらえます。 三日後、エステルは王妃の衣装で正装し、王宮の奥の中庭に立ちました。エステルの命はいかに…、王は金の笏を差し出しました。そしてそこから、すべてが良い方向に動き出していきます。王はエステルの要求に真摯に耳を傾けました。またある夜、王は寝つきが悪いので年代記を読んでいると、過去に二人の側近が王の暗殺を企て、それをモルデカイが阻止したという報告を見つけます。そしてそれが好機となり、ユダヤ人滅亡計画は阻止されていくのです。 人生には一世一代の決断をする時があります。それは己の人生のみならず、家族や周りの人の人生をも左右させる重大な選択です。そしてそこから、まるで朝日が昇るかのように良い方向に動いていくということがあるのです。あなたにとってそれはどのような時でしたか? エステル記から教えられるのは、大事なのは、その時までをどのように歩んできたのか?ということです。エステルは何を着て、どこに立ってきたのか? それがあってこそ、王はエステルに金の笏を差し出しました。今私は、何を着て、どこに立っているのか? モルデカイのように神の前に誠実な仕事をしているだろうか? そのような日々の歩が、一世一代の大勝負の時の真実となるのです。 「最も小さなことに忠実な人は、大きなことにも忠実であり」(ルカ16:10)。
2023年3月19日
エステル記は、ペルシア帝国在留ユダヤ人に突然降りかかった滅亡の危機が、大どんでん返しによって回避されるという胸がすく物語です。そしてその立役者がエステルです。時の王クセルクセスは、有力者や諸州の首長たちを王宮に招いて大宴会を催します。王は王妃ワシュティの美しさを参加者に自慢しようと呼び出しますが、王妃は「私は見世物ではない!」と言わんばかりに応じません。王は憤り、侍従たちの進言に従いワシュティを退け、新しい王妃候補を探し始めました。一方、エステルは幼い頃に両親に先立たれ、敬虔な信仰者である叔父モルデカイの養子となり育ちました。エステルは容姿の美しい娘でした。よって王妃に選ばれました。『人は見た目が9割』という新書がありましたが、やはり容姿が決め手なのでしょうか、であったら私は太刀打ちできません。やがてエステルは王の側近ハマンが仕掛けた、ユダヤ人滅亡計画を命がけで阻止することになります。その時にモルデカイがエステルに言った言葉は有名です。 「あなたがこの王国に来た(王妃の位についた)のは、もしかすると、このような時のためかもしれない。」(4:14)。 エステルは使命に立ち上がりました。そのためにエステルの容姿は用いられました。しかしそれだけではなく、主なる神への信仰と、モルデカイはじめ在留ユダヤ人共同体により、エステルは使命に歩むことができました。美しい容姿は賜物です。私にも私なりの賜物が与えられています。エステルが王妃としてペルシア王宮に置かれたことも「主の賜物」と言えるでしょう。であるなれば、私が今置かれているところも「主の賜物」です。そして私も主なる神への信仰と、現代のモルデカイを擁する教会共同体が与えられています。使命は、賜物(今置かれているところの自分自身)+信仰+教会共同体によって明確になるのだと教えられました。あなたも私も、美しい「現在のエステル」だということです。
2023年3月12日
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が開幕しました。興味のない方も大谷翔平選手はご存じでしょう。先週の阪神との強化試合は圧巻の二打席連続3ランホームランを放ち、さすがメージャーリーグのトップ選手、日本のスーパースターです。しかしあるWebの記事を読んで私は感銘を受けました。その記事は大谷選手の前打者(2番)の近藤健介選手を特集していました。3ランホームランということは、大谷選手の前に二人が出塁していたということです。1番は大谷選手とともに脚光を浴びているラーズ・ヌートバー選手、初の日系人選手として日本代表に選出された大リーガー、さすが、確実にヒットを打って出塁します。そして2番手が近藤健介選手です。先程の強化試合、2打席とも四球(フォアボール)を選んで出塁しました(ルールの分からない方はごめんなさい。しかしこれが凄いのです)。近藤選手の選球眼の良さと出塁率の高さはピカイチで、日本ハム時代の2019年にはパ・リーグ最多の103四球を選び、最高出塁率をマーク、20年も最高出塁率を記録しました。 いくら大谷選手がホームランを打っても、走者がいなければ1点止まり、また、走者がいなければ、相手投手に「大谷選手を歩かせても大丈夫」という選択肢が増え、厳しいコースを突くことができて、大谷選手も芯で捉えるのが簡単ではなくなるそうです。つまり、大谷選手の前に、いかに走者をためるかがWBC本戦の鍵なのです。2打席とも四球を選んだ近藤選手は「つなげばこうなると思っていた。自分の役割を全うできた。(自分は)一発で決められる選手ではない、お膳立てに力を注ぐ」と、果たすべき役割を自認し、「つなぐ」ことに徹しました。いぶし銀です。それはグラウンドだけではなく、元チームメイトで年下の大谷選手が周囲の選手と気持ち良くプレーできるよう、「橋渡し役」に努めているそうです。2023年度NGCテーマ「キリストにあるハーモニーを奏で、響き渡らせよう」もさもありなん、と思いました。
2023年3月5日
江古田にシャノアール(喫茶店)が無くなって久しいです。コロナ禍に突然閉店したのはショックでした。礼拝の帰りにシャノアールで歓談した方も多かったのでは。なんか落ち着きましたよね。お洒落なカフェも良いですが喫茶店も良いです。最近耳にする「昭和レトロ」です。歳をとったせいでしょうか、なんか懐かしく、安心し、琴線に触れるのです。そしたら最近、第二のシャノアールを見つけました。江古田駅から少し入った所にある「珈琲館」です。存在は知っていましたが見過ごしていました。ふと入ったら、シャノアール以上に喫茶店ではありませんか! 店内には古き良きアメリカンポップミュージックが流れ、椅子やテーブルなど内装は昭和、店員は親切で、店員同士のやり取りも気持ち良く、朝はご年配の方々中心に、種類豊富なモーニングセットを頼んで思い思いに過ごしています。こんがりトーストのいい香りです。今私はそこにいます(月曜の朝)。ご婦人がバナナジュースを注文しました。バナナジュース、良い響きではありませんか。もちろんメニューにはホットケーキやナポリタンもあります。いや~なんとも居心地が良いです。良い場所を見つけました。というか、こういう場所が居心地良くなりました。 桜台に「久松湯」という温泉を掘ってお洒落にリニューアルした銭湯がありますが、息子は好きなのですが、私はやっぱり江古田湯です。今も番台で、年代物の体重計やマッサージチェアがあり、桶は年季の入った黄色いケロリン、ご年配中心でなんとも落ち着くのです。毎週日曜夕方の楽しみとなっています。だれにでも歳をとっても幼い頃のホッとする思い出や雰囲気が心に残っています。そこに人生を重ねる中で味わった経験も合わさって、言葉では言いようがない何とも居心地の良い場所と出会う時があります。あなたにもそのような場所はありますか? さて、次回はバナナジュースにしよう、それともホットケーキにしちゃおうか。