月別アーカイブ: 5月 2021

2021年5月30日

息子が放課後にお世話になっている学童(学童保育)について書こうと思います。そこはキリスト教主義の幼稚園も経営している民間の学童です。よって料金は高めで懐はちょっとキツイですが、位置的にそこしかなく、しかしとても満足しています。若い男性の職員が多くて息子にはうってつけです。毎日一年生の学校が終わると、学童の先生たちは校門まで迎えに来てくれます。すると校庭で遊んでいる学童の卒業生たちが(3年生で卒業)、「あ、○○く~ん(職員の名前や愛称)」と笑顔で走り寄って来てじゃれ合っています。その光景を観ると、良い学童なんだなと思います。初めて小学校に入学する子を持つ親にとって、学童の先生の存在はとても心強いです。 小学校の連絡帳は保育園と違って本当に連絡だけなので、息子の学校での様子がよくわかりません。息子に学校の様子を聞いても、ゴリラウッホッホとしか答えません。不安を覚える妻は学童の先生に相談すると、男の子は時系列で話せるようになるのは3年生ぐらいなので、毎日楽しく行って帰ってくることを誉めてあげて下さい、とアドバイスしてくれました。一安心です。先日は学童の保護者面談がありました。ここの学童の子どもたちは落ち着いているとのことでした。それは家庭環境によるところが大きいとのこと。なので、学童によっては荒れているところもあり、それはどうすることもできない、なので、そのような学童では、子どもたちが少しでもホッとできるもう一つのお家であるよう、職員一同努めているとのことでした。学校に行けなくなって学童だけに来ている子もいるそうです。学校と家の間に学童がある、これは素晴らしいシステムです。職員の皆さんに本当に感謝です。職員の皆さんを見ていると、教会の夏キャンプのスタッフやカウンセラーを思い出します。息子は、土曜日は一人だけのときがあるのですが、ラッキーと言って出かけて行きます。先生たちを独り占めできるので。

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2021年5月23日

我が家は、教会から歩いて10分程の丘に広がる小竹向原にあります。昨年9月に引っ越して来たのですが、静かで落ち着いていて、とても気に入っています。ただ、一つだけ欠点がありました。マンションのモーターの騒音です。各家庭が水道を使う度にモーターが唸ります。これさえなければ完璧なのに、とよく妻に言っていました。しかも段々大きくなってきて、さすがに大家さんに言おうかと思いました。しかし、他の住人の皆さんはいたって平穏です。私が過敏なのか? ある日の夜、いよいよモーターが悲鳴のようになってきたと思ったら、プツンと静になりました。そして水が出なくなりました。浴槽にお湯を張っていたおかげで対処できましたが、そうでない家は厳しいです。しかしやはりマンションは平穏でした。 翌朝、「水、なんか止まっちゃいましたね。」ぐらいの会話なんです。大家さんは沢山のペットボトルの水を用意してくれました。このマンション、不思議なくらい大らかです。小竹向原という場所によるのか、長年住んでいる方が多いからか、三階建てのコンパクトな年期の入ったマンションだからか、隣に公園があって、いつも子どもの遊び声が聞こえてくるからか。以前のマンションと違って、ここの防音は甘いです。なので、私たち家族も歌ったり踊ったりするときは配慮するようになりました。我が家の両隣は子どものいる家庭なので、賑やかです。「行ってらっしゃい」「行ってきま~す」「ただいま~」「お帰りなさい」と聞こえてくるのは良いものです。右隣の家の兄弟は息子と同じ小学校の上級生で、しばらく一緒に行ってくれました。なんか、昔の長屋ってこんな感じだったんだろうなと思います。何も配慮しないで済むに越したことはありません。しかし多少の生活音が聞こえてくることや、お隣さんへ多少の配慮をしていくことが、生活している実感に繋がって、良いモチベーションになっています。この近さは必要なのですね。そうそう、新しいモーターはとても静寂です。

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2021年5月16日

私の母校、東京基督教大学(TCU)の支援会の働きに携わっています。TCUに学生を送っていただくことと、寄付(献金)をしていただくことの後方支援をする卒業生の活動なのですが、最近、イイ感じの動きがあったのでお分かちします。昨年は、支援会ももれなくコロナ禍に対応しなければなりませんでした。で、我が東京地区支援会は、秋に3回シリーズの『TCUオンライン・オープン教室「イスラエルの地の考古学」』を開催し、感謝なことに想定を大きく上回る100名以上の参加者が与えられ、盛況のうちに終えることができました。 去る3月には支援会の全国会議があり、依頼を受けて私はその事例報告をしました。さて、先日、新年度初めての東京地区支援会のミーティングを行いました。今年はどんなことをしていくか話し合ったのですが、先程の全国会議に一緒に出席した一人の委員が言いました。全国会議の事例報告(東京地区と四国地区)の後に、小グループでの分かち合いがあったのですが、事例報告から良き刺激と示唆が与えられたという意見とともに、ある地方の小さな支援会の会長さんは、あのような活動は自分たちには出来ない、プレッシャーを覚えたと言われたとのことでした。その後、私たちは色々アイデアを出し合い、新年度の活動を話し合いました。しかし皆の心には先程の会長さんの発言が残っていました。そして決めました。今年度は、その地方の支援会と交流をしていこう。私たちは昨年の成果から、今年は更に良い企画を!となっていたので、予想外の展開です。しかし一同が「これだ」と平安を得ました。早速その会長さんに連絡すると、会長さんはとても喜んでくだり、6月に両支援会のオンライン交流会を開催することとなりました。まさかこうなるとは、しかしこれぞ支援会、という結果です。またこの展開は、今の世の状況にあって良き示唆でもあとも教えられます。そして私たちは、この交流から「新しい創造」が起こっていくのでは!と予感しています。

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2021年5月9日

NHK BS『ヒューマニエンス 40億年のたくらみ』という番組で、「性スペクトラム」という最新科学の概念が紹介されていました。スペクトラム=連続している状態。性とは、雄と雌、男と女、しかし実は二つの性の間にはバリエーションがあり、女から男まで連続的に繋がっているというのです。例えば、男女の外性器にも様々なバリエーションがあることは以前から認識されていました。精巣があって女性の外性器の方、卵巣があって男性の外性器の方もいます。これまでは特殊な疾患(性分化疾患)と捉えられてきましたが、今日、それは疾患ではなくバリエーションであると捉え直されてきているそうです。なぜなら、男女を決定づける性染色体はXY=男、XX=女ですが、研究を進める中で、Yが欠けているもの、Xが一本しかないもの、さらにXXY、XYXX等々、様々な性染色体が存在していることが明らかになってきたからだそうです。そこから「性スペクトラム」という概念にたどり着いたと。小児科医の研究者はこう述べていました。 性思考においても、異性が好きだけれども、同時に同性にもちょこっと魅力を感じたりする時期があるのは珍しいことでなない。典型的な男、女としての概念はあるが、一人ひとりを見た場合、みんな男と女の間のどこかに位置する、ゆらぎがあると。性スペクトラム、性のバリエーション、グラデーション、ゆらぎ、連続していて区別できない曖昧さ…、私はこの最新科学に驚きました。同時に、理解もできました。とすると、 「神は人をご自身のかたちとして ~ 男と女に彼らを創造された。」(創世記1:27) はどうなるのか? 番組を観ていて印象深かったのは、解説をする科学者が何度も言っていた、「明らかになってきた」という言葉です。そこに科学者の謙虚さを見ました。それは聖書に歩む者にとっても必須の姿勢ではないでしょうか。「天動説」ではなく「地動説」が正解だったのですから。神は聖書を記した筆者たちに「性染色体」までの「霊感」は与えておられなかったのですから。  

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2021年5月2日

毎月火曜日20時~21時に行われているオンラインの交わり会「ミッションファミリー練馬」をご紹介します。岩手に遣わされている小手川知行&裕美夫妻(中東に派遣されるまではあんちゃんも)と、NGCの有志、そして山口県から瀬先生(知行さんの父)も参加してくださり、子どもも入れて毎回15名程が集う、宣教を励まし合う、アットホームなひと時です。前回は小手川夫妻の報告を皆で聞きました。心がほっこりしたのは、山口に帰省した際に行われた「お父さん感謝会」です。コロナで何があるか分からない、生きている間に言えない可能性もある、本人に感謝を伝えることは大事だと思っての企画でした。皆で焼肉を食べ、家族が順番にお父さんに感謝を伝えます。またお父さんの「愛の形」は、話をじっくり聴いてくれることなので、ギリシャ語とヘブライ語の原語の話を家族皆でじっくり聴きました。印象的だったのは、その報告を聞いているお父さん、瀬先生の本当に嬉しそうなお顔です(Zoomなので参加者の顔が見えます)。 その後、瀬先生は言われました。正直、息子(知行さん)が国内宣教師として岩手に派遣されることになったときは、やめて欲しいと思った。その時は経済的にも苦しい状況で、宣教師を派遣する教会は祝福されるという話を聞いても信じられなかった。しかし今心から実感している、宣教師を派遣して大内福音教会は元気になった。皆、うんうんと頷きながら話しに聞き入りました。小手川夫妻は今、山口を立って裕美さんの地元、東京に滞在中です。その間に小手川家でもお父さん感謝会ができたらよいなと知行さんは言いました。小手川夫妻の報告を聞いている裕美さんの母、智子さんも本当に嬉しそうです。するといつもは寡黙の関口さんが手を挙げて、目を潤ませながら言いました。「言葉にならないほど感動しました。小手川夫妻は奇跡のカップルです。」皆、うんうんと頷きました。神の家族の交わりはなんと麗しいのだろう!ミッションファミリー練馬、皆さんもぜひご参加ください。

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